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■■    FlaXe 使用説明書
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本説明書が想定しているバージョンは
flaxe.swf version 0.04
です。
概要  FlaXeはFlashで制作された、ブラウザ上で着せ替えを行うツールです。 着せ替えデータの形式はKISSに準拠します。  使用するデータは以下になります。 flaxe.swf (本体ファイル:ファイル名固定) 〜〜.cnf (設定ファイル:テキストデータ。拡張子は任意) 〜〜.html (ブラウザ表示用ファイル:これをブラウザに表示して開始) 画像ファイル (PNG/GIF[※2]/SWF/JPEG[※1]) 音声ファイル (MP3) ※1 :アニメーションGIFを使用した場合は最初のフレームしか表示されません。 ※2 :JPEGは透明情報を持たないため、矩形のデータのみになります。    プログレッシブJPEGも可能です。  これらを同一ディレクトリ内にアップロードすることでオンラインにて 着せ替えで遊ぶことが可能になります。オフラインで実行するときは、 上記のファイルを同一フォルダに置いてhtmlファイルを実行してください。 作成・公開の手順としては、 1.flaxe.swfを入手(ダウンロード)する。 2.使用する画像および音声ファイルを準備する。 3.CNFファイル(設定ファイル)をテキストエディタで作成する。 4.htmlファイルを作成し、ブラウザで閲覧する。 5.(web公開の場合)完成したファイルをアップロードする。 となります。 以下では、1〜5のそれぞれの項目について説明します。 なお、本説明書では、fkissのイベント記述については扱いません。 別途、イベント・アクション逆引きリファレンスをご覧下さい。 ■flaxe.swfを入手(ダウンロード)する  こちらから上記ファイルを入手してください。 ■使用する画像および音声ファイルを準備する  ここでは使用する画像ファイルをPNGファイルとして、それについて説明します。 1.photoshopなどのツールを使って、レイヤーごとにパーツ分けしたデータを用意します。 2.各パーツごとに、そのレイヤーのみを表示した状態でPNGファイルで保存します。   ファイル名はあとでテキストファイルに記述するのでわかりやすい名前をつけておきましょう。 以上で画像ファイルの準備は完了です。ここで作成されたPNGファイルをセルファイルと呼びます。 ファイル形式がGIFやSWFの場合でも同様です。 透明部分を含めた各セルファイルの大きさは元の画像の大きさと等しい筈ですので、 各セルの位置を同一にしたときに、重なりは元のレイヤーと同じ位置になる筈です。 #ツールや書き出し設定によっては異なる可能性がありますので注意してください。 ■CNFファイル(設定ファイル)をテキストエディタで作成する  メモ帳等のテキストエディタでCNFファイルを作成します。 ファイル名は任意です。後でhtmlファイル内にて指定するときに用います。 flaxe.txtやflaxe.cnf等にしておくと良いでしょう。 このCNFファイルの作成が本説明書のメインとなります。 FlaXeではパレットに対応していない等、本来のKISSのフォーマットからいくつかの機能が省かれています。 省かれている内容や本来と異なった解釈についてここでは触れません。 KISS本来のフォーマットについては以下のページを参考にしてください。 http://www2s.biglobe.ne.jp/~yav/kiss/kissgsj.html ▼行の種類 CNFファイルは以下の4種類の行によって構成され、他の行を含みません。 行の種類は各行の先頭文字によって区別されます。 セル設定行 先頭文字 #  セルファイル名、セルが所属するオブジェクト[※3]、セルを使用するセット[※4]、  およびセルの透明度やセルに関するコメントが書かれます。 セット設定行 先頭文字 $  各セットで使用するオブジェクトの位置情報が書かれます。 イベント設定行 先頭文字 ;@  イベント・アクションが書かれます。  この内容についてはイベント・アクション逆引きリファレンスを参照してください。 コメント行 先頭文字 ;  任意で注釈が記述され、実行に影響を与えません。 ※3 :オブジェクトとは単一あるいは複数のセルによって構成された着せ替えのパーツのことです。    各セルはいずれかのオブジェクトに所属し、オブジェクトは#○○といった    オブジェクト番号で指定されることになります。    複数のセルでオブジェクトを構成することで、体の前面に来るセルと背面に隠れるセルを    あたかも1つの物体であるかのように扱う(クリック、ドラッグ等)ことができます。 ※4 :セットとは任意の数のオブジェクト(着せ替えパーツ)を含んだ集まりのことです。    セットはページのように切り替えることができ、セットごとに異なった衣装を準備することができます。    通例のKISSでは0〜9の範囲で用いられます。0が最初(一番最初に開かれるセット)である点に注意してください。 記述されるべき順序は、セル設定行、イベント設定行、セット設定行の順です。コメント行はどこに置いても何箇所に置いても構いません。 以下に各行の書式を示します。 ▼セル設定行  各セルごとにセルの属性を指定します。セル設定行は使用するセルファイルの数だけ(同じセルファイルを複数使う場合はそれもカウントに入れて)記述されます。 書式 #<オブジェクト番号>[.<固定値>] <セルファイル名> [:<セット番号> [<セット番号>...]] [;[%t<透明度> ]<コメント>] 例) #1 cap.png :0 1 ;帽子 #2.20 shirts.png :0 2 ;%t100 服 #3.99 body.png :0 1 2 #1 cap_.png :0 1 ;帽子の裏側 ピリオド(.)やコロン(:)、セミコロン(;)で区切られている場合を除き、各項目間は半角スペースまたはTABによって区切ります。 セル設定行で記述された順番がセルの表示される重なりの順番(先頭に書かれたものが上)になります。 オブジェクト番号と重なり順は無関係ですのでご注意ください。 オブジェクト番号:任意の正整数でオブジェクト番号を指定します。           オブジェクト番号が同じセルは同じオブジェクトとして扱われます(同時に移動します)。 固定値     :固定値の記述があるセルを含むオブジェクトはドラッグできない状態になります。           ただし、ドラッグしようとする際に固定値は1ずつ減っていき、0になると自由にドラッグできるようになります。           また、すべての固定値の指定の中で最大の固定値を持つオブジェクトはドラッグの際に固定値が減りません。           上記の例の場合、body.pngの所属する#3オブジェクトは永久にドラッグされないことになります。 セルファイル名 :使用するセルのファイル名を拡張子付きで記述します。           使用するセルファイルがhtmlファイルと異なるディレクトリに存在する場合は、           パス付き(相対あるいは絶対パス)で指定することが可能です。(flaxe.swfからの相対でないことに注意してください) セット番号   :そのセルを使用するセットを並べて指定してください。           これはオブジェクト単位ではなくセルに対しての指定です。           なので、例えば同じ#1(体)に含まれる右腕Aと右腕Bのパーツをセットごとに切り替えることも可能です。           セット番号は0から始まることに注意してください。 透明度     :セルの透明度を指定します(0〜256)。           不透明度では無いことに注意してください。大きくなるほど透明になり256でまったく見えなくなります。 コメント    :パーツに関する注釈です。           コメント表示機能のあるKISSローダではここの注釈が表示されますが、FlaXeでは未対応です。 ▼セット設定行  各セットごとにオブジェクトの位置を指定します。セット設定行は使用するセットの数だけ記述されます。 書式 $ <オブジェクト1x座標>,<オブジェクト1y座標>[ <オブジェクト2x座標>,<オブジェクト2y座標>[ <オブジェクト3x座標>,<オブジェクト3y座標>...]] 例) $ 0,0 * 0,0 $ * 100,200 0,0 カンマ(,)で区切られている場合を除き、各項目間は半角スペースまたはTABによって区切ります。 $のあとにも空白またはTABを挿入してください。 各オブジェクトの座標はx,yという形で組になって指定されます(片方だけという指定はできません)。 該当するオブジェクトがそのセットで使用されない場合は、x,yの組の代わりに*を記述します。 オブジェクトnx座標:順番にオブジェクトのx座標(横座標、最左が0)を指定します。 オブジェクトny座標:順番にオブジェクトのy座標(縦座標、最上が0)を指定します。 *         :該当するオブジェクトがそのセットで使われない場合に代わりに指定します。 ▼イベント設定行  イベント・アクションを指定します。セル設定行の後、セット設定行の前に記述することになっています。 ここではイベント・アクションに関する説明を省略します。 記述についてはイベント・アクション逆引きリファレンスを参照してください。 ▼コメント行  データ作成者による任意の注釈を入れるための行です。任意の位置に置くことができます。  1行もなくても構いません。 例) ;↓ここからセットデータ $ 0,0 0,0 100,20 * 0,0 !Flashの読み込みの際に行の末尾が「り」であると文字化けするのか次の行が正常に動作しません。  注意してください。 ▼CNFファイル作成のヒント  より具体的な、例は実際に各KISSデータ作成者のCNFファイルを見るのが最良でしょう。 ■htmlファイルを作成し、ブラウザで閲覧する  flashを表示するhtmlを作成します。 flashのswf名指定の部分はflaxe.swf?cnf=CNFファイル名としてください。 使用する画像の大きさによってステージのサイズxおよびyを変更する必要があります。 必要に応じて背景色の設定も変更してください。 ■完成したファイルをアップロードする  使用する全てのファイルを同一のディレクトリ上にアップロードします。 アップロードの方法についてはFTPソフトや使用しているサーバ、webサービスの説明をご確認ください。 ■免責および著作権表示  本ツールおよびゲームを使用することで生じたいかなる損害についても アイソトニクス および にー(NIX)は責任を負いかねますので、 ご使用の際は使用者の責任で行ってください。  flaxe.swfについて著作権は にー(NIX)にあります。 [予め許可されていること] ・無償の場合  flaxe.swfの改変を伴わない再配布につきましては、ご自由に配布して頂く事ができます。 ・有償でも可能なケース  flaxe.swfと作成されたデータのセットでの配布の場合は、 有償無償に関わらずご自由に行うことができます。 [許可無しに行えないこと]  FlaXe自体を対価を伴って配布する場合、またデータを伴わずflaxe.swfを 対価を伴って配布する場合は事前に許可が必要です。  改変を伴う再配布は著作者の許可が無い限り行えません。 ■Tips  まだありません。
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